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クリニックを開院する際、果たしてどこにお金がかかっているのか?消えた予算の行方

〜クリニック内装費の「深層」に潜む7つの亡霊〜

「坪単価40万円」では辿り着けない、見えない支出の正体を暴く

「坪単価40万円なら、30坪で1,200万円。それなら予算内だ」・・・そう思った瞬間から、先生の資金計画には静かに亡霊が忍び寄っています。大阪をはじめ、競争が激しい京阪神エリアでクリニック開院を目指す先生方が最初に直面するのは、内装費用の見積もりです。しかし、インターネット上にあふれる「坪単価〇〇万円」という数字は、あくまで氷山の一角に過ぎません。その金額の裏側には、決して表に出てこない消えた予算の正体が潜んでいるのです。​

この記事では、クリニック内装・リフォームの費用構造を解剖し、大阪で開院を検討される先生方が本当に知るべき「見えないコスト」の深層に迫ります。


1.「坪単価」の神話:その数字が隠す【7つの亡霊】

多くの建築業者やコンサルティング会社が提示する「坪単価3560万円」という相場。この数字を鵜呑みにすると、開院後に消えた予算の亡霊に苦しめられることになります。​

亡霊:設備工事の「深淵」

クリニック内装費のおおよそ半分近くは、電気・給排水・空調・給排気などの設備工事で占められています。壁や床といった「見える部分」よりも、「見えない部分」に多くのコストがかかっているのです。​

大阪のビル診では、既存の電気容量や給排水配管では医療行為に対応できないケースが多々あります。特に、X線機器を導入する整形外科や、滅菌設備が必要な歯科では、電源の増設や給排水管の大幅な引き直しが発生し、坪単価とは別枠で数百万円の追加費用となることも珍しくありません。

亡霊:空調システムの「重圧」

クリニックの空調は、一般的なオフィスや店舗とは求められる性能が根本的に異なります。感染対策としての換気回数の確保、陰圧・陽圧管理が必要な場合の空調設計、手術室や処置室の温度・湿度管理など、医療施設ならではの高度な空調システムが必要になります。

大阪の都市部では、ビルの既存空調だけでは医療法や感染対策の基準を満たせないことが多く、個別空調への変更や換気設備の増設により、当初想定の23倍の空調費用がかかるケースも存在します。

亡霊:電気工事の「地雷原」

医療機器の電源容量、無停電電源装置(UPS)の設置、医療用接地(アース)の確保、非常用電源への対応etc.これらは、一般的な坪単価には含まれていないことがほとんどです。

特に、大型医療機器を導入する診療科では、200V電源の新設や電力容量の契約変更が必要となり、ビルオーナーとの交渉や電力会社への申請に時間と費用がかかります。この「電気工事の地雷原」を事前に把握しておかないと、開院直前に予算が大幅にオーバーする事態を招きかねません。

亡霊:給排水設備の「迷宮」

診察室ごとの手洗い設備、処置室の汚物流し、滅菌室の給排水、トイレの増設——医療施設には、一般的なテナントとは比較にならない数の給排水設備が必要です。

大阪の築年数が経過したビルでは、既存の給排水管の位置や容量では対応できず、床下や天井裏での大規模な配管工事が発生することがあります。この「給排水設備の迷宮」に迷い込むと、工期の延長と追加費用の両方を覚悟しなければなりません。

亡霊:仕上げ材の「品格」

壁材、床材、天井材の選定は、クリニックのブランドイメージを左右する重要な要素です。しかし、医療施設に求められる機能性——清掃性、耐久性、耐薬品性、抗菌性能etc.を満たす仕上げ材は、一般的な建材よりも高価になります。

「安価な仕上げ材でコストを抑えたら、数年後に汚れや傷みが目立ち、患者離れを招いた」という事例は、私たちが数多く見てきた安物買いの銭失いの典型です。仕上げ材への投資は、長期的な集患と維持コストを左右する「品格への投資」と捉えるべきでしょう。

亡霊:造作家具の「影」

受付カウンター、ナースステーション、診察デスク、収納棚etc.これらの造作家具は、既製品を使うか、オーダーメイドで製作するかで、費用が大きく変わります。

大阪の競争が激しいエリアで開院する場合、他院との差別化を図るためにオーダーメイドの造作家具を選択する先生が増えています。しかし、造作家具は一般的な坪単価には含まれていないことが多く、この「影」を見落とすと、予算計画が大きく狂うことになります。

亡霊:諸経費の「霧」

現場管理費、設計費、申請代行費、産業廃棄物処分費、仮設工事費——これらの諸経費は、見積書の中で「一式」として曖昧に記載されていることが多く、その内訳を理解していない先生方も少なくありません。

この「諸経費の霧」の中に、本来なら削減できる費用が隠れているケースもあれば、逆に後から追加請求される項目が潜んでいるケースもあります。見積書の「一式」には、必ず詳細な内訳を確認することが、予算管理の第一歩です。


2.費用の「地図」:内装工事費の構成比を可視化する

では、クリニック内装費は具体的にどのような比率で構成されているのでしょうか。私たち『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)が大阪で手がけてきた案件の傾向をもとに、費用の「地図」を描いてみましょう。

  1. 設備工事(約4050%

電気設備、給排水設備、空調換気設備、消防設備などの設備工事が、内装費全体のほぼ半分を占めます。この比率は、導入する医療機器の種類や数、テナントの既存インフラの状況によって大きく変動します。

キーワード:大阪、クリニック、内装、設備工事、電気、空調、給排水

  1. 内装仕上げ工事(約2535%

壁・床・天井の仕上げ、間仕切り壁の造作、建具(ドア・窓)の設置などが含まれます。仕上げ材のグレードやデザインの複雑さによって、この比率は上下します。

キーワード:大阪、クリニック、リフォーム、内装デザイン、仕上げ材

  1. 造作家具・什器(約1020%

受付カウンター、診察デスク、収納棚、待合椅子などの家具・什器類です。オーダーメイドか既製品かで、費用は大きく異なります。

  1. 諸経費・設計費(約1015%

現場管理費、設計監理費、申請代行費、産業廃棄物処分費などが含まれます。この比率は、工事規模や業者によって差が出やすい部分です。


3.「見えない支出」を可視化する:診療科目別の費用傾向

診療科目によって、内装費用の傾向は大きく異なります。大阪で開院を検討される先生方が押さえておくべき、診療科目別の費用特性を解説します。​

  1. 内科・小児科・皮膚科

設備投資が比較的少なく、坪単価3550万円が目安となります。ただし、感染対策としての動線分離や、キッズスペースの設置など、細やかな設計配慮が求められます。

  1. 整形外科・リハビリテーション科

X線機器やリハビリ機器の設置に伴う床補強、電源増設、広いリハビリスペースの確保が必要となり、坪単価4060万円以上が目安です。

  1. 眼科・耳鼻咽喉科

特殊な検査機器の設置、暗室の設置(眼科)、防音室の設置(耳鼻咽喉科)など、診療科特有の設備が必要となり、坪単価4565万円が目安です。

  1. 歯科・口腔外科

ユニットごとの給排水・電源設備、滅菌室、コンプレッサー室など、設備の密度が高く、坪単価5080万円以上が目安となります。


4.「消えた予算」を追跡する:コスト管理の羅針盤

クリニック内装費用の亡霊に振り回されないために、先生方が持つべき「コスト管理の羅針盤」をお伝えします。

  1. 詳細見積もりの「分解」

「坪単価〇〇万円」という概算ではなく、工種別・部位別に分解された詳細見積もりを必ず取得してください。電気工事、空調工事、給排水工事がそれぞれいくらかかっているのか、その内訳を理解することが、コスト管理の出発点です。

  1. 「含む/含まない」の明確化

見積もりに何が含まれていて、何が含まれていないのかを、契約前に必ず確認してください。設計費、申請代行費、産業廃棄物処分費、仮設電源費など、「含まない」項目が後から追加されることで、総額が大きく膨らむケースは少なくありません。

  1. 予備費の「確保」

クリニック内装では、工事中に予期せぬ問題が発覚することが珍しくありません。既存建物の構造問題、配管の腐食、電源容量の不足など、着工後に判明するトラブルに備えて、総予算の1015%程度は予備費として確保しておくことをお勧めします。


5.「亡霊」を味方に変える:戦略的なコスト配分

“消えた予算の亡霊を恐れるのではなく、その正体を理解し、戦略的にコストを配分することが、成功するクリニック開院への道です。

  1. 「投資」と「経費」の峻別

内装費用を単なる「支出」として捉えるのではなく、「投資」と「経費」に峻別する視点が重要です。集患に直結する待合室や受付のデザインは「投資」、バックヤードの仕上げは「経費」として、メリハリのあるコスト配分を行いましょう。

  1. 将来への「布石」

開院時にはコストを抑えても、将来の増床や設備追加に備えた「布石」を打っておくことが重要です。例えば、電源容量やLAN配線を余裕を持って設計しておけば、将来の医療機器追加やシステム拡張に柔軟に対応できます。

  1. ライフサイクルコストの「視座」

初期費用だけでなく、10年、20年先のランニングコストやメンテナンスコストまで見据えた「ライフサイクルコスト」の視座を持つことで、真にコストパフォーマンスの高いクリニックを実現できます。


6.「消えた予算」の真実を共に解き明かすために

クリニック内装費用の“7つの亡霊“——設備工事、空調システム、電気工事、給排水設備、仕上げ材、造作家具、諸経費。これらの正体を知り、可視化し、戦略的にコントロールすることが、大阪で成功するクリニック開院への第一歩です。

私たち『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)は、大阪を中心とした京阪神エリアで、数多くのクリニック開院に伴走してきました。その経験から得られた知見を惜しみなく共有し、先生方の「消えた予算」を明るみに出し、費用対効果を最大化する内装・リフォーム計画を共に描く伴走者です。

「見積もりの数字が本当に正しいのか分からない」「どこにお金をかけるべきか判断できない」——そんな不安を抱えていらっしゃるなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。

先生の理想のクリニックと、その実現に向けた最適化された費用について、ぜひ深く語り合いましょう。


投稿者:『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION
  設計・建築事業部/ハウバート・ダン(Dan Howbert

☆お問い合わせ窓口:
お問い合わせフォーム:https://clinicdesign-cre.net/contact/
◇お電話の場合:TEL: 06-7878-5748
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本コラムは、一般的なクリニック開院に関する統計的なデータや公的なものを引用してる箇所があり、得られた知見と、『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)のコンサルティング実績に基づいています。
・厚生労働省「医療施設調査」および関連ガイドライン
・日本政策金融公庫などの開院支援関連情報(一般的な開院資金計画や医療機器投資の概算動向について)
・専門誌(『日経ヘルスケア』『CLINIC BAMBOO』など)に掲載されるクリニック建築・経営成功事例(戦略的なデザイン、動線設計、リフォーム事例の費用対効果について)

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