~「選ばれないクリニック」の共通点~
2026年診療報酬改定の「逆風」を「ブランド力」に変える。これからのクリニックに必要なのは、スペックより『デザイン』です。
こんにちは。いつもクリニック経営、本当にお疲れ様です。本年も大変お世話になりました。『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)メディカル担当です。
2026年4月の診療報酬改定の足音が近づいてきました。「また改定か…」とため息をつきたくなる先生も多いのではと推察します。今回の改定はいつもとちょっと毛色が違うようです。
一言で言うと、「デジタル化(DX)してない、地域と繋がっていない、ただ診察するだけのクリニックは、収益を削りますよ」という、要は機能を満たさず患者さんから選ばれないクリニックに対しての国からのかなり強めなメッセージ(というか警告)と捉えています。
2026年度診療報酬改定の概要
3つの重要キーワードから
整理のために2026年度診療報酬改定の概要を記載します。
今回の改定は、政府の方針(骨太の方針2025等)に基づき、以下の3点が軸となる見込みです。
1.「医療DX」の徹底実装とペナルティの厳格化
マイナ保険証、電子処方箋、電子カルテ情報共有サービスの活用が、従来の「加算」要素ではな
く「施設基準(やっていて当たり前)」に移行することになります。
この対応が出来ていない場合、実質的な減算(収益減)となる可能性が極めて高い内容になって
います。
2.診療所報酬の「適正化」と「包括払い」へのシフト
「診療所の高い利益率」を課題視しており、特定疾患管理料や再診料の見直しが議論されていま
す。今後、「診断や検査をたくさんする」よりも「計画的に疾病を管理する」ことが評価される構
造へ変化していくとみられています。
3.「かかりつけ医機能」**の可視化と賃上げ対応
2025年4月からスタートした「かかりつけ医機能報告制度」の結果が、2026年度改定の評価に直
結します。また、スタッフの「賃上げ」原資を確保するための経営効率化が、クリニックの利益を
守る唯一の手段となってくる可能性があります。
**かかりつけ医報告制度とは
- 制度のタイムライン:2026年が「審判の年」
この制度は2025年4月から施行されていますが、実際の流れを再確認します。
・2025年4月〜: 国からの制度施行。周知期間。
・2026年1月〜3月: 第1回目の報告実施(ここが重要!)
(すべての診療所(歯科・特定機能病院除く)が、自院の機能を都道府県へ報告。
・2026年4月〜: 診療報酬改定の実施。報告内容に基づいた「加算」の要件厳格化。
- 報告すべき「かかりつけ医機能」の2つの柱
国は以下の機能を「かかりつけ医」として評価
1.1号機能(日常的な診療・疾病予防):
・日常的な疾患(高血圧、糖尿病等)への対応、予防接種、健診、専門医への紹介など
2.2号機能(地域を支える機能):
・24時間対応(時間外対応加算)、在宅医療の提供、介護連携、入退院支援など。
「かかりつけ医報告制度」という、クリニックの可視化システム
特に注目なのが「かかりつけ医機能報告制度」です。簡単にいうとクリニックのスペックが情報として丸裸にされるということになります。「24時間対応はしてる?」「在宅はやってる?」「DXは進んでる?」……。患者さんは、まるで飲食店検索サイトで店選びをするように、患者さん自身がクリニックを情報比較しその機能で選択できるようになります。
2026年以降、クリニックは「データ」で選別され、「デザイン」で選ばれる。
来春の診療報酬改定、そして「かかりつけ医機能報告制度」の開始。 これによりクリニックの「機能」や「実績」はすべて数値化され、ネット上で誰でも比較し選択できるようになります。しかし、ここで一つ重要な真実があります。 患者さんは「数字(データ)」で候補を絞り込みますが、最後に「ここだ!」と決めるのは「直感(デザイン)」だということです。少しお時間を取っていただき、ご自身のクリニックのデザイン戦略について以下の点を振り返ってみませんか、例えばクリニックの雰囲気とホームページは患者さんに選択されるべくデザインマッチしているでしょうか?ホームページは作ったままで放置ではないですか?患者さんへのメッセージは適切でしょうか?解析をリアルタイムに行って戦略的に運用できているでしょうか?etc.などです。
私たち『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)が考える、「なぜ今、デザインが最強の経営戦略なのか?」2026年以降、診療報酬が「質」や「効率」を重視する方向にシフトする中で、私たちが「デザイン」を重視するのは3つの利益を生むと考えるからです。
1.「信頼」を可視化する
クリニックのホームページがデータだけでは、先生の優しさや専門性は伝わりません。ロゴ、WEB、パンフレットが整っていることで、患者さんは「ここは細部まで配慮が行き届いている」と直感し、初診のハードルが劇的に下がります。またリアルタイムなアクセス解析を行うことでホームページを「集客」戦略に活用しより多くの患者さんに先生の情報を届け「新患」の獲得にアプローチすることができるようになります。
2.「再診」を必然にする
「包括払い」が増えるこれからの経営では、いかにファン(再診)を増やすかが鍵。清潔感のある空間、心地よい香り、分かりやすい看板。五感に訴えるデザインは、患者さんに「またここに来たい」という無意識の安心感を与え、患者さんにとっての安心感や信頼感(LTV(顧客生涯価値))を醸成します。
3.「効率」を美しく解く
2026年必須のIT設備をただ置くだけでは、院内は散らかります。私たちはデザイナーの視点で、最新機器を空間に溶け込ませ、スタッフが最小限の動きで最大の結果を出せる「勝てるレイアウト」をデザインします。
「2026年以降に選ばれ、存在し続けるクリニック」に、命を吹き込む。
正直、内装工事やホームページ制作自体は、どこの業者でもできます。私たちCDCが他の業者と決定的に違うのは、「デザインの力」を信じているところです。それも、単に見た目を綺麗にするという意味ではありません。
私たちが「デザイン」にこだわる、本当の理由2026年改定で「包括払い(定額制)」や「管理料」のウェイトが増えると、経営の鍵は「再診率」と「効率化」になります。そこで効いてくるのが、私たちCDCが手掛ける「体験のデザイン」です。
- 内装×動線:
「DX対応」と言って、受付に無骨な機械がボコボコ置いてあるクリニック嫌です。 私たちは機械を空間に溶け込ませ「美しい動線」デザインを重視します。
- WEB×ブランディング:
WEBサイトやロゴ、パンフレットのデザイン、ブランディングを通じて「この先生、なんか信頼できる」「ここなら通いたい」という、データ化できない「直感」に訴えかけます。
- 五感の戦略:
看板のフォント一つから、待合室の「香り」、自由診療をお勧めする際の資料の質感まで。先生の専門性を「ブランド」に昇華させるのが、私たちの仕事です。
2026年、『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)は先生の右腕になりたいと考えています。
「工事は終わればおしまい」「HPは公開すればおしまい」。そんなお付き合いはしたくありません。 診療報酬が厳しくなる時代だからこそ、「あそこのクリニック、なんか素敵だよね」と患者さんやスタッフから愛され、結果として利益が残る。そんな強い経営を、デザインの力で一緒に作っていきませんか?でも、私たちは知っています。看板のフォント一つ、待合室の椅子の配置一つが、患者さんに選ばれるかどうかの「境界線」になることを。
2026年の荒波を、先生オリジナルの「ブランド」という盾で乗り越える。 私たちCDCが先生の理想を「形」にするパートナーになります。
最後に、
「2026年の診療報酬改定」は、立ち向かうにはなかなか複雑すぎるように思います。先生が診察室で患者様と向き合う時間に集中できるよう、私たちは『デザイン』という武器を持って、その背中を支える一番の味方でありたいと考えています。先生の理想が形になり、患者様に選ばれ続ける。そんな『10年先も愛されるクリニック』をサポートしたい。私たちCDCはそう思いながら日々、行動し続けています。
【お役立ちTIPS】
①内装・動線編
「機器を置いたら、受付が狭くなった」という悲劇を防ぐには?
2026年改定に向けて、マイナリーダーに自動精算機、電子処方箋の端末……と、クリニックの受付はどんどん「ガジェットだらけ」になっていきます。 これを何も考えずに導入すると、受付がまるで「家電量販店のレジ」みたいにゴチャゴチャして、スタッフの居心地も最悪に。
私たちCDCが大切にしているのは、「機械を置く場所を作る」のではなく「機械があることを前提に、視界を整える」こと。 配線一本、端末の角度一つで、スタッフの動作は劇的にスムーズになります。機能性(DX)と美しさを両立させた「ストレスゼロの受付」は、離職防止にも効く隠れた節税対策になります。
②WEB・ブランディング編
2026年、患者さんは「先生の経歴」より「サイトの雰囲気」で選ぶ?
「かかりつけ医報告制度」が始まると、患者さんはネットで複数のクリニックを比較します。 でも、医療用語が並んだ難しいサイトを読み込む患者さんは、実は少数派。多くの人は、サイトを開いた瞬間の直感、「あ、ここなら優しく話を聞いてくれそう」というデザインの空気感で決めるひとが多いそうです。私たちがロゴやWEBデザインにこだわるのは、それが「先生の診察の質」を視覚化したものだからです。どんなに素晴らしい技術を持っていても、サイトが10年前のままでは損をしています。2026年以降、選ばれるのは「安心感がデザインされているクリニック」です。
③香り・五感・自由診療編
なぜ、そのクリニックの自費診療は「自然に」売れるのか。
自由診療(自費)の提案、先生もスタッフも「押し売りっぽくならないかな」と気を遣いますよね。 実は、ここでも「デザイン」がモノを言います。
例えば、待合室に漂う清潔感のある「香り」。手に取った時の「パンフレットの紙の質感」。そして、自費診療のメリットが直感的に伝わる「図解」。 これらが整っていると、患者さんの脳は「ここは特別なケアをしてくれる場所だ」と勝手にスイッチが入ります。 「売り込む」のではなく「欲しくなる空間を作る」。 診療報酬に左右されない経営の柱を作るために、私たちは看板から「香り」まで、トータルで先生のファン作りをお手伝いします。
④補助金編
- 電子処方箋の導入補助(2026年9月まで延長)
医療情報化支援基金による補助が2026年9月まで延長されました。
- メリット: 診療所なら最大27.1万円(リフィル処方箋等の新機能同時導入の場合)の補助。
- 本音: 2026年4月からは「電子処方箋があること」が加算の前提になるため、この補助金が「最後のチャンス」かもしれません。
- IT導入補助金 2025-2026
電子カルテや予約システムだけでなく、最近では「セルフレジ(自動精算機)」の導入でも活用できるケースが増えています。
- メリット: 導入費用の1/2〜2/3、最大で100万円単位の補助が出ることも。
- 本音: 受付の「現金管理」をITに任せれば、スタッフの残業代も減り、先生の心労も減ります。
- 小規模事業者持続化補助金
看板の掛け替え、WEBサイトの全面リニューアルにも使える可能性があります。
- メリット: 最大50万〜250万円(枠による)。
- 本音: 「かかりつけ医報告制度」に向けて、自院の強みをアピールする「勝てるWEBサイト」を国の予算で作る絶好の機会です。
私たちが「補助金」までサポートする理由
補助金の申請は、実は「どんな事業計画を書くか」で採択率が変わります。
『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)では、専門家とともに先生方、クリニックの補助金対応をサポートします。デザインとルールにそったクリニック運営、選ばれて継続するクリニックの支援に尽力したい。これがトータル的に弊社がサポートする唯一の理由です。
クリニック経営を『デザインのチカラ』で解く。
「CDC」(CLINIC DESIGN CREATION)
投稿者:『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)
メディカル事業部
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本コラムは、一般的なクリニック開院に関する統計的なデータや公的な文献を引用していません。医療関係の一般的な知見と、『CDC』(CLINIC DESIGN CREATION)のコンサルティング実績に基づいています。
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